読書感想– tag –
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鬼刻 二人舞
読了。 ああ、姉妹愛は美しい。ってそんな感想しか浮かばないのはダメだ。 いきなりラスボスっぽい圧倒的な存在に打ちのめされながらも、新たな力を得たり伏線が回収されたりと、確実に真相に迫りつつありますね。 しかし、バトルの描写とかよりも、精神的... -
想刻のペンデュラム
読了。 痴話ゲンカが発展して世界の存亡を左右するお話(嘘) お兄ちゃんラヴな妹が序盤で死亡……と思いきや、な展開はやられたなぁ、な感じです。黒い妹も良いですね。私をリリスと呼ぶな。 大仰な設定が表立っていますけど、これって結局は兄妹の恋愛を描き... -
ロスト・メビウス―ブギーポップ・バウンディング
読了。 つまらなくもないけれど、特に面白いというわけでもなく。 このシリーズもなんだかんだで続いてるから、マンネリ感がぬぐえないのかなぁと。 登場人物が増え続けてる一方で、小出しされてきた情報も増加の一途を辿って、何が何やら(^^; 主要な登場... -
アスラクライン
読了。 なかなかの良作。 シリーズのスタートを飾る展開としては過不足なく十分な出来かと。非常にテンポ良く読み進められるし、キャラも立っているので純粋に読んでて楽しい作品でした。 個性的な女性キャラに囲まれ、うはうはかと思いきや、くせ者揃いで... -
シリアスレイジ〈2〉荒廃都市
読了。 話の流れが前巻と同じだったり、あとがきで考証の未完成度への言い訳をしていたりと、やや残念な気持ちになってしまったり。 どうにも白川敏行氏の文章は相性が良くないのか、ふとした文章でん? と首をかしげてしまったり。ついでに、報復に「こう... -
終わりのクロニクル 5〈下〉
読了。 面白かった。7th-Gの概念核の化身とも言える四兄弟と全竜交渉部隊との個々の戦いを中盤に据え、前半で佐山や新庄にまつわる多くの秘密や伏せられていた様々な設定が明らかにされ、終盤の“軍”との戦闘の中、大将軍ハジにより語られるLow-Gの真実。La... -
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈6〉
読了。 くあああああああ、なんて燃える物語か! もともと本シリーズは少年漫画のノリを全面に押し出してる性質上、萌えより燃えの比重が圧倒的に大きい印象なのですが、それにしても、本巻は熱いですね。上条、まるで主人公のような活躍っぷり。素晴らしい... -
飛鳥井全死は間違えない
読了。 元長柾木最新作、というか単行本という媒体では初になる作品ですが、相変わらずコメントに困る路線を続けているようで、嬉しい限り。 いや、ホント、コメントに困る。氏の作風を知らない人が読んだら、途中で投げてしまうんじゃないかと思わざるを... -
ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート
読了。 おお、なんか核心に近づいていませんか? 統和機構の成り立ちから、その「中枢」の存在まで。設定の大暴露大会と化していますな。 久々にブギーポップの活躍が見られたので良し。なんというか、無敵っぷりが素敵ですね。 -
まどろむように君と―されど罪人は竜と踊る〈7〉
読了。 鬱度は抑えめ、ハチャメチャ度は倍増な、少しだけコメディよりのエピソードも含まれた短編集。やはりこの作品ならではのある種の不条理さ・やるせなさに満ちてはいますが、書き下ろしの二編は、そういった陰鬱さとは無縁の爽快感すら感じるくらいの...