電撃文庫– tag –
-
C3‐シーキューブ‐〈9〉
気付いたばかりだったのだ。知っているつもりでも、まだまだ知らないことばかりだったのだと。家族のこと、昔のこと、家のこと――もっといろんなことを聞きたい。もっといろんなことを話してほしい。無機質な文字ではなく、いつもの声で、話してほしいのだ... -
幕末魔法士―Mage Revolution
いいか、恐怖を感じないことが勇気じゃない。恐怖を感じて、それでも前に進むことを勇気と呼ぶんだ。 一冊の魔導書が秘めた無窮の闇。激動の時代を舞台に繰り広げる幕末ファンタジー! 時は幕末。攘夷派と開明派が相克する激動の時代。大坂適塾に学ぶ若き... -
ヴァンダル画廊街の奇跡
世界を信じられなくなった時は、空を見るといいよ……世界やこの街は美しいんだって、思い出させてくれる魔法だから。 人は誰もが、心の中に一枚の絵を持っている──。統一された政府により、様々な芸術が規制を受け始めた世界。しかし、そんな世界各地の壁面... -
さくら荘のペットな彼女
ねえ、あなたは何色になりたい? 俺の住む寮『さくら荘』は、学園の変人たちの集まり。そんな寮に転校早々入ってきた椎名ましろは、可愛くて清楚で、しかも世界的に有名な天才画家だという。天才美少女を寮の変人たちから守らねば!と意気込む俺だったが、入... -
ご主人さん&メイドさま―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります
なぜメイドである余が主人を呼ぶのに『さま』を付けねばならん。ご主人こそ余を呼び習わすときは『さま』を忘れるな。それが礼節というものだ。 ヤバイ。メイドヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。俺のメイドヤバイ。まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもん... -
ラッキーチャンス!〈6〉
よく分かったよ。二ノ宮さんという本当に凄い人を“好き”になるためには自分も最低限、同じような舞台に立たなきゃいけないって。 久々にやってきた大凶運で、家もお金もすべて失ってしまった、“ごえん使い”の雅人と福の神キチ―。「家がなくなったのならう... -
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉
……“呪い”よ。あなたが途中でへたれたら、死ぬ呪い。私の願いを果たすまで“解呪”することは叶わない……。可哀相に、このままではあなた、全身から血を噴き出して、のたつち回りながら死んでいくわ。分かったら、早く私の前から消えなさい。今度は自分の妹に... -
れでぃ×ばと!〈10〉
私のお礼はそんなものじゃありませんわ。ええ、食事を奢るような即物的で安易なお礼とは訳が違いますわよ。私が提供するのは、下手な高級車や宝石よりもずっと価値のあるものですわ。お礼というのは――私とのデートのことですわ。 見た目“やんきー”な執事候... -
らぶちゅー!―ボクが女教師!?
いい、ふにゅー? あんたは、あたしたちの教材になったんだからね! せいぜい働いてもらうわよ! わかった!? 愛ヶ崎女学園の新米教師・船生遙は、ある日3人の生徒―強気な元気娘・りぼん、黒髪のお嬢様・かぐや、冷静な天才少女・ゆゆ―に呼び出され、怪しげな... -
とある魔術の禁書目録〈19〉
良いか。目の前で誰かが苦しめられていたとしても、そこで迷わず武器を握って凶漢をブチ殺すようなヤツは、似たような悪党だ。人の気持ちも考えず、更正の機会も与えず、理に適ってるってだけで人を殺せるヤツは善人なンかじゃねェ。オマエはそォいう野郎...