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シリアスレイジ〈4〉南溟奇譚 上

シリアスレイジ (4)読了。

続き物でした。また良いところで終わるし。

このシリーズ、描写が結構淡々としてるので盛り上がりに欠ける印象はありますが、そもその作品世界がファンタジー色薄めな近未来を舞台にしているだけに、過剰な装飾無しに事実を書き連ねることで、現実感を増しているようにも思います。

主人公の篤志の夢への情熱の背後にある、さまざまな勢力の思惑とか、過去の事件との関連とか、どんどんきな臭くなって来てますね。主人公を特別たらしめていた『スイッチ』の存在も、適合者が設定的にある程度存在してるという事実の前に、少し安っぽくなってしまったかも。それ以前に、作中で出会う真にプロフェッショナルな人々に、まだまだ及びもしないという現実に対し、篤志がどのように成長を見せるのかも大きな見所かと。挫折らしい挫折も経験せず、けれど近い未来には親友の貞教との道の違えを予感させられたり、目の離せない展開になってきました。

冒頭で初代『海龍』が発見した何かも大きく関わってきそう。薄汚れても信念を捨てきれない『掃除屋』の姿が描かれたり、とんでもない大物が登場してきたり、そうそう、先輩&お嬢コンビがなんか絡んできそうだったりと、なかなかに見応えのあるエピソードでした。続きでしっかりと片を付けてほしいものです。

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