電撃文庫– category –
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ボクのセカイをまもるヒト〈2〉
読了。 前回の話を忘れてましたが、読んでるうちに思い出しました。 あぁ、やっぱり、そこはかとない悪意が感じられるなぁ。ライトな語り口調の割に、セカイの裏に潜んでいる黒い意志を感じずにはいられません。地の文からして、主人公視点であったり、作... -
海辺のウサギ
読了。 う~ん、まったり。『吸血鬼のおしごと』の序盤の展開のごときほのぼのさを思い出し、それが最後まで続いてくれたことに安堵し(笑) まず設定ありきで、世界を構築することで精一杯な感じがして、本来主軸になるはずのユトとウサギの関係の変化の描... -
灰色のアイリス〈5〉
読了。 大団円! よくもまぁ、あのカタストロフからここまで持ち直したものです。灰色の異空眼の意味が明らかになった段階で、世界の根本的な問題の解決方法はこういう手段しかないだろうとは思っていましたが、そこへ至る過程での、各キャラの獅子奮迅の働... -
灰色のアイリス〈4〉
読了。 やっぱり響紀は小物だったなぁ。やはり俗物的で、利己的な思考を持つだけのキャラでは絶望を与えるには足らないということかと。そういった意味では荒木某の外道っぷりのほうが、よほど印象に残ったのは良いのやら悪いのやら。 のっけからイリスの... -
灰色のアイリス〈3〉
読了。 うあああああああ、なんじゃこりゃあ。のっけから大崩壊。そのまま大変な虐殺ショーに突入したかと思ったら、主人公サイドの被害も尋常じゃないし。彼我の戦力差は圧倒的じゃないか! ということで、容赦なくこれまでのレギュラーキャラが死亡したり... -
灰色のアイリス〈2〉
読了。 良い感じに壊れたキャラが、新たな驚異として登場。ホント壊れてる。 前巻のラスボスだった美木響二は目的も何もはっきりとしないまま退場してしまったので、逆に彼への復讐を目的とした、彼の実子の兄妹の行動原理は、単純だけどわかりやすくて良... -
灰色のアイリス
読了。 数年前の作品だけに、物語の設定がやや古くさい感じがするのは置いておいても、人死にすぎです。終盤の怒濤のような人員整理は展開の早さも相まって、やや置いてけぼりの感。 むしろ、この終わり方で次回以降どういうふうに話をするかと思ったら、... -
吸血鬼のおしごとSP―The Days Gone By
読了。 過ぎ去りし日々。あぁ、本来ならこういうテイストのお話だったんだよなぁという短編集。まぁ、一部、亮史と上弦の過去話であり、魎月であった頃の化け物然とした彼の姿を見ることもできるのですが。 話的には、物語の方向性が大きく変わったように... -
吸血鬼のおしごと〈7〉The Style of Mortals
読了。 なんというか、富野チックな終幕。死んだり壊れたり、日常に戻れたレレナですら、失ったものの大きさに、これまでのような生活は望むべくもなく。寄り添うべき人たちを亡くしたレレナの、これまでの成長過程そのものが物語の本質であったかのような... -
吸血鬼のおしごと 〈6〉The Style of Association
読了。 攫われたレレナを奪還すべく『組織』本拠地へ乗り込んだ亮史の戦い、というか一方的な殲滅戦。 その前段の舞の健闘や、囚われたレレナと『組織』側の良心・白宮との交流など、多少息抜きとなる描写もありましたが、他はひたすら重苦しくて疲れます...