ライトノベル– category –
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二四〇九階の彼女〈2〉
読了。 前巻と同様、塔の階ごとに異なるさまざまな「幸せ」の定義に支配される世界。悲劇的な結末を迎える別れもあれば、運命的な出会いもあり。主人公・サドリと住人たちの出会いと交流の果てに残されたものの多くは悲しみであったりするのかもしれないけれ... -
レジンキャストミルク〈6〉
読了。 いよいよ佳境の物語。帰還を果たした実父・樹と母の名を持つ〈虚軸〉、掠われた芹菜、と状況は悪化の一途。 それでも前半は晶や硝子の苦悩を交えながらも、ほのぼのテイスト。感情を獲得した硝子の反応がいちいち初々しくて、コメディ調のシーンは... -
ストライクウィッチーズ 〈2ノ巻〉スオムスいらん子中隊 恋する
読了。 ページ数的にはやや物足りない感じがぱっと見するのですが、中身はかなり充実。これだけ手堅く起承転結がしっかりしてると、分厚いだけが正義ってワケでもないと思えてきますね。 絶対的な物量の差で、多数いる登場キャラクターの掘り下げという面... -
シャギードッグ 天使の序章
読了。 イラストが『され竜』の宮城氏だったので表紙買い。そして面白かった。雰囲気的には『紅』+『され竜』な感じだったけれど、それに加えて、さらにサイバーなSF風味が加算されていて独特の味わい。や、でも、世界観の説明がかなり不足しているので、... -
108年目の初恋。
読了。 付喪神となった旧い校舎と少年の初恋の物語。と書くとなんか色物っぽいけれど、かなりしっかりと、こっ恥ずかしい青い恋物語でした。 ヒロインが旧校舎で、人間ですらないのに、さすがに100年も人間見続けてくれば、人間以上に人間味あふれていて、... -
アンダカの怪造学〈5〉嘘つき魔女の見つめる未来
読了。 古頃怪造高等学校文化祭を舞台にした、虚界の大公「悲哀」と「憤怒」の代理戦争。そしてその裏で進行するヴェクサシオンの目論見。 ラストが結構衝撃的な引きで、現界、虚界の各勢力が入り乱れ、その中心に在る伊依と魔王を巡って、争乱が巻き起こ... -
イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い
読了。 いや、素晴らしい。新人作家のデビュー作にしてこの完成度。完成度が高いだけに、今後、このシリーズの続編を続けようとすると苦労しそうだけれど。終盤の展開が非常に好みで涙腺がやばかったです。ああ、もう、分かっててもああいう展開は琴線揺さ... -
声で魅せてよベイビー
読了。 [tegaki]「俺と沙奈歌は」 [/tegaki] [tegaki]「本番アリ」 [/tegaki] [tegaki]「バカかーッ!」 [/tegaki] 自称ハッカーな主人公・広野と自称腐女子なヒロイン・沙奈歌の、夢に真っ直ぐで、恋に不器用な物語。作者氏が技術屋、UNIX屋なので、コンピ... -
E.a.G.
読了。 『我が家のお稲荷さま。』とは大きく雰囲気の変わった、あるいは、ライトノベルらしい作風の作品。もっとも、今後の展開を見据えてなのか、作中にて設定が語られることがほとんどないので、様々な造語の意味を想像するしかないのが非常にやきもき。... -
かのこん〈6〉~ナギサのぱいぱいぷー~
読了。 [tegaki size="16"]ばんだーいばんだーい[/tegaki] [tegaki size="16"]なむこ、なむこ、なむこっと[/tegaki] ええい、あほかっ(笑) なんだこの常識を超越したセンスは。だって、これ、擬音なんだぜ? ということで、あくまでも寸止めえろすを貫く『...