ライトノベル– category –
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吸血鬼のおしごと 〈2〉―The Style of Servants
読了。 これはとても良いものだー。 人の道を外れてしまったレレナや舞の、口外できない葛藤は切ないし、かつての本性を取り戻していく亮史の、敵対するクイナに見せた冷酷さにぞくりとしたり。早くもコメディ要素が揮発となり始めてるこの展開は非常に好... -
吸血鬼のおしごと―The Style of Vampires
読了。 む、新シリーズのサンダーガールより面白い気が。デビュー作なせいか荒削りな部分も多いけど、読んでいて楽しいですね。所々、今後の鬱展開を予想させるテイストは散りばめられているかに見えますが、まだギャグ分が多めで、それが逆に終盤のシリア... -
ネクラ少女は黒魔法で恋をする
読了。 面白かった。黒魔法とかそんな物騒な要素はほとんど皆無で、表紙絵から受けるほんわかした印象そのままの作品でした。 あ~、でもヒロインの真帆は「呪うぞ」とか平気で口走る危険人物でしたが(笑) 他人とはまったく関わろうとしなかった内弁慶な彼... -
不思議使い〈2〉階段のキューピッド
読了。 階段の怪談。どこにでもあるおまじないが今回のテーマ。でも、まじないって、感じで書くと呪いだからなぁ。今回、相対した幻象である『キューピッド』も花子さんズの菫子女史も「恋を叶える」という一点においては絶対ともいえる力を持っていたため... -
不思議使い
読了。 学園の七不思議と協力して学校の平和を守るというのは確かに斬新。たいていは怪談の主で悪し様に扱われることが多いこれらに、人間味を持たせ、学校の生徒と協力していくという筋は少年漫画的で楽しいですね。 主人公・未嗣の終盤での唐突な名乗り... -
月の盾
読了。 素晴らしかった。うっかり風呂場で2時間過ごしてしまうほど。 冒頭に書かれているように、絵描き・国崎桜花の挫折と栄光を描いた物語。分厚さの割に、一気に読ませてしまう、それだけの魅力にあふれた作品でした。 絵では見せることのできない世界... -
お留守バンシー〈2〉
読了。 う~む、微妙。前巻も物語的にはあまり起伏がなく、現状の説明や日常の描写が大半だったのと傾向的に同じかと。登場人物の説明の大半は前巻で済ませてるのだから、もう少しキャラクターを動かす方向で書いてくれた方が楽しかったかなぁ。 加えて、... -
想刻のペンデュラム〈3〉
読了。 あとがきを見る限り、本巻で完結のシリーズ。なのに、ジャンプの10週打ち切りよろしく、妙な謎を残したまま完結なんて殺生な!? やはり電撃文庫の「3巻打ち切り」説は本当なのか!? シリーズ通してですが、ガド・レビ・アシェルそれぞれの支族の末裔... -
火目の巫女〈巻ノ2〉
読了。 前巻のようなどうしようもないやるせなさは多少なりを潜めてはいますが、やはり弱い人間はなすすべもなく死んでいく世界。頂点に立つ帝自身が自らの市を望むのだから、世間が荒廃していくのも宜なるかな、といった感じですが。 永劫の別れと思われ... -
リリアとトレイズ〈4〉イクストーヴァの一番長い日〈下〉
読了。 トレイズ、不憫な子っ! 姉に敵わず、リリアの尻に敷かれ、本当のことを伝えられないへたれ属性の王子の明日はどっちだ!? 何気にエピローグにて、やたらと気になる会話を書いておいて「続きは未定」って、そりゃないよ時雨沢さん。 前後編ともに対...