読書感想– category –
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世界平和は一家団欒のあとに
読了。 電撃大賞受賞作の中では一番お手軽に楽しめる作品だったかも。雰囲気も良し。 主人公・軋人の一人称で物語が進むので、その語り口が好みかどうかでいきなりふるいにかけられそうですが、設定の破天荒さと、それに相反した人情もののストーリーは結... -
ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー
読了。 短編集第3弾。なんか思った以上に薄いので、やや物足りない感は残りますが、4本の短編どれもが楽しいお話でした。 この作品は、各キャラ間の思わぬ繋がりが新たなストーリーを生むという、そんな連鎖で世界がどんどん広がっていくのですが、今回は... -
殺×愛〈6〉-きるらぶSIX
読了。 あああああ……来夏が……来夏がッ!? もう、冒頭のカラー口絵からフラグ成立しまくりだったので覚悟はしていましたが、そこへ至るまでの展開が切なすぎる。 もともとは、密自身の選択がことごとく裏目っているだけなのですが、その選択ミスの一つ一つが... -
扉の外
読了。 電撃大賞に入選したときのタイトルは『もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース1』。唐突に、何の説明もなく、閉鎖環境に放り込まれたときの群集心理を描きたかった、のか? 8つあるクラスのうち、主人公が転々としたのは3... -
なつき☆フルスイング!―ケツバット女、笑う夏希。
読了。 タイトルの破天荒さとは違って、内容は思ったよりシリアス風味。夢と挫折と復活と。友情も取りそろえて大変美味しゅうございました。特に第二章の『バレエ×バイオリン』の千尋・美姫子姉妹のエピソードはシチュエーション的にもクリティカル。いや... -
学校の階段〈4〉
読了。 いい感じで刊行も進み、実写化されるまでに至った『学校の階段』シリーズ。ラノベの中でもかなりの出世作では。……売れ行きはともかくとして。 さて、前巻のラストで、不穏なことをのたまった三枝先輩メインのお話。プロローグから缶バッチをたたき... -
ガーゴイルおるたなてぃぶ2
読了。 吉永さん家じゃない『ガーゴイル』は、バトル分多めでやや好みから外れてしまうなぁ。前半の日常のドタバタは雰囲気良くて好きなのですが、燃え展開を目指してるようなバトル面は殺伐としててなんとも違和感が。 ひかるとガー助の共存関係が物語の... -
ミミズクと夜の王
読了。 第13回電撃大賞 大賞受賞作。とても優しいお話。おとぎ話と言い換えてもいい。電撃文庫というレーベルから出版するにはなんとも毛色の違った作品ですね。 人でありながら人の名を持たないミミズクと、夜を統べる魔王でりながら、人の名を捨てたフク... -
狼と香辛料〈4〉
読了。 堅実に展開するお話だなぁ。今までのように、ロレンス自身が危機的な状況に陥るのとは違って、立ち寄った村でなし崩し的にトラブルに巻き込まれるという感じ。この辺、これまでのホロとの旅での経験が活きて、商人としても成長しつつある証とも見え... -
お留守バンシー〈4〉
読了。 うわ、打ち切りっすか? 話は終わったようで終わらなかったようで、肝心のブラド卿が結局帰還を果たさないまま、毎日は平和に過ぎていくというか。登り始めたばかりだぜ、このお留守番坂をな! 的ラスト。 結局、城の修理は終わらなかったな……。ま...