浅井ラボ– tag –
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されど罪人は竜と踊る〈4〉~Soul Bet’s Gamblers~
世界があなたを奪ったのなら、私は世界を灰に変えてやる。 ジヴーニャはガユスの元を去った。ウォルロットに破れ、ジヴを奪われたガユスは失意のままエリダナを彷徨う。しかし、新たに現れた〈古き巨人〉()の本隊・五体による指輪を巡る闘争は激化の一途... -
されど罪人は竜と踊る〈3〉~Silverdawn Goldendusk~
だったら、今度は考えて行動しなさい。償えない罪をそれでも償おうとし、それから死ねばいい! エリダナの街は混沌としている。職を失った労働者達の暴動と、投資家を狙うという不穏な空気。そして、龍皇国の周囲で起きる小国の内部紛争とそこから飛び火す... -
されど罪人は竜と踊る〈2〉 ~Ash to Wish~
私と君と、そして彼。誰が最後に笑うのか。さあ、楽しもう。 〈異貌のものども〉の中でも強大な力を誇る〈禍つ式〉による連続殺人事件が起こり始めたエリダナの街。警察からその対処を求められたガユスとギギナは、商売敵のラルゴンキン咒式士事務所との共... -
されど罪人は竜と踊る〈1〉Dances with the Dragons
真実は常に退屈で凡庸なものだよ 物理法則に干渉し、様々な事象を操る方程式、咒式。ガユスとギギナは咒式を使い、様々な依頼をこなす咒式士事務所を営んでいた。万年赤字のふたりの事務所に、ガユスのかつての友人経由で舞い込んできた依頼は奇妙なもので... -
TOY JOY POP
読了。 現代を部隊にした男女5人が織りなす青春群像劇。 そんなぬるい話を浅井さんが書くワケねー、ってことで、『され竜』で読者を打つと絶望のズンドコにたたき落とした浅井ラボの新作。 ぐだぐだしてるし、視点が各エピソードごとにくるくると変わるの... -
されど罪人は竜と踊る Assault
読了。 ガユスの黄金時代を描く過去編その1。本編は停滞しているけど、あそこからどう進むのか正直想像も付かないので、過去のジオルグ事務所時代の、謎だった部分が明らかになる本作は、普通に歓迎。 というか、ギギナが意外に良識人だったり、クエロもお... -
まどろむように君と―されど罪人は竜と踊る〈7〉
読了。 鬱度は抑えめ、ハチャメチャ度は倍増な、少しだけコメディよりのエピソードも含まれた短編集。やはりこの作品ならではのある種の不条理さ・やるせなさに満ちてはいますが、書き下ろしの二編は、そういった陰鬱さとは無縁の爽快感すら感じるくらいの... -
追憶の欠片―されど罪人は竜と踊る〈6〉
読了。 短編集。書き下ろしの蒼嵐を除いて、これまたどっから見ても救いのないダークなお話のオンパレード。世界を斜に見れば、こんなに悲劇に満ちている。冒頭の大賢者の、世界を俯瞰する視点は、我々読者に近いのかもしれません。 さて、最後に収録され... -
そして、楽園はあまりに永く―されど罪人は竜と踊る〈5〉
読了。 前巻の引きを踏襲しつつ、さらに加速していく絶望の連鎖。 登場人物の誰もが世界という舞台の駒でしかあり得ない中、信じ、裏切られ、殺し、殺され、愛し、憎まれ……。 とにかく精緻かつ大胆、そして凄惨な描写に正直吐き気を覚えるシーンもいくつか... -
くちづけでは長く、愛には短すぎて―されど罪人は竜と踊る〈4〉
読了。 感想は、下巻である『そして、楽園はあまりに永く―されど罪人は竜と踊る〈5〉』の方に。