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俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉
ようするに――最後の人生相談は、いまもまだ続いている。これからもずっと、続いていくのだ。 「人生相談、次で最後だから――」桐乃のその言葉の真意を問う気にもならず、ただ時間だけが過ぎていく。桐乃を通じて知り合った賑やかな面々に振り回されたり、幼... -
世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日
守るだの守られてるだの、たったそれだけの関係なんて、ちょっと寂しいじゃない? 私たちはお互い様よ。できれば対等の関係でいたいの。 柚島の誕生日が近い。美智乃にそそのかされプレゼントを用意することになる軋人。一方の柚島も、いつも守ってもらって... -
神様のメモ帳〈4〉
それは、なくなったりしない。ただ、人は道に迷うだけなのだ。そう信じたい。だから僕らは盃をぶつけ合い、のろしをあげる。戦いのはじまりを告げるためのものではなく――ただ、彼方のあの人に、この場所を見つけてもらうために。 四代目が手がける音楽イベ... -
ウェスタディアの双星〈5〉乙女の猛攻に名軍師苦戦するの章
だから決めたんだ。もう二度と同じことを繰り返さないために、僕がきみをしっかり見ていようって。 隣国・シャムラバードで発生したクーデター。ウェスタディアに亡命を求めるシャーラ公女を助けたアルファーニは、なぜか彼女に懐かれてしまう。アルをダー... -
学校の階段〈10〉
神庭幸宏。お前に俺から二つ名を送ろう。『茨の道』を進むお前に、敬意と激励を込めて――。 刈谷との階段レースに敗れた幸宏は、もはや目を背けることなどできなくなった内にある衝動に突き動かされるまま、再戦を望む。しかし、刈谷との再戦に全てをかける... -
戦う司書と絶望の魔王
本当に誰も、僕を止められないのか。本当に僕は、こうするしかないんだろうか。 ルルタは復活し、世界は滅亡の縁に立たされていた。無力化される武装司書たち。そして、語られるのはかつての救世主・ルルタの果てしなく深い絶望と、彼が求める本当の「幸せ... -
紫色のクオリア
だからあたしは、否定しない。だからあたしは、受け入れる。決して彼女の紫の目を、否定はしない。 自分以外の人間がロボットに見えるという少女・毬井ゆかり。そんなゆかりを親友に持つ波濤学は、普通とは少し違う彼女の周囲で起こり始める奇妙な出来事に... -
H+P(4) ―ひめぱら―
覚悟なさい、恭太郎! 魔法のリップと数々の作戦で、必ずやあなたにキスをさせて見せますわ! 風邪を引き寝込んでしまった恭太郎を看病するのはトレクワーズの五美姫たち。それぞれ思い思いの方法で、過激な看病をしようとする彼女たちの献身に、恭太郎は極... -
剣の女王と烙印の仔〈2〉
命運がなんだ。神々なんて勝手に喰らい合って勝手に滅びろ。わたしもシルヴィアも、クリスも、そんなものに踏みつけられるために生まれてきたわけじゃない。 ミネルヴァの妹にして託宣女王であるシルヴィアのもとに守護騎士としてジュリオという少年が遣わ... -
ラノベ部〈3〉
出逢って、いろんな思い出を共有して、別れて、たまにあいつ何やってんのかなーって思い出したりして――それって、現実の世界と物語の世界で何が違うの? 留学生のリアが加わり、さらに賑やかになったラノベ部。メンバーは増えても、やることは変わらず、相...