コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN03『囚われ の 学園』

中華連邦総領事館で合衆国日本再建の宣言を果たしたゼロ。ロロはゼロを討つために、領事館を訪れるが、彼の携帯を鳴らしたのはルルーシュ。ゼロであるはずの彼からだった。

学園はやはりブリタニア帝国の監視下にあるようで、機密情報局所属となったヴィレッタの指揮下で、ルルーシュの監視が続けられていた様子。ロロもその場にいるけれど、彼の覚えは他の局員からはよろしくないみたい。

一方、記憶を取り戻し、ヴィレッタたちの動向に目を光らせるルルーシュ。ひとりずつは除するために動き出すけれど、ロロを「優しく攻略」て……。腐女子向けのファンサービスですか?

一方、ナイツオブラウンズの第7位となったスザクはランスロットを駆って戦場へ。悪魔の称号を得るほどの鬼神のごとき活躍。彼の活躍を後方で見守るシュナイゼルは、やっぱりいいひとに見えるんだけれど、未だに裏がある疑いを捨てきれないなあ。今のままじゃたんなるボンボンだもんなあ。

ロロはルルーシュがゼロでないことを願っているみたい? 彼にプレゼントされたロケットへの並々ならぬ思い入れだったり、家族への憧れにも似た表情を見ると、彼は望んでルルーシュの弟を演じているみたい。でも、ゼロに向ける憎悪はそれと矛盾してるんだけれど、ロロにはロロの理由があるんですかね。そして、ついに発動したロロのギアス。主観時間の停止っぽいけど、これはこれで凶悪な能力。訳も分からず殺された名もない部下さん哀れ。

そして、カレンは相変わらず空気読まないサービスシーン。もっとやれ。ていうか、DVD版だとタオル落ちたりしませんか? 

ルルーシュのギアスは、やはり制御し切れていないのか、C.C.から特製の魔眼殺しを授かります。まだまだ強力になっていくとしたら、現在の制約が取っ払われるのか、あるいは問答無用で目の合った人間を支配下に置いたりするのか、厄介な代物な印象ばかり。これも今後の伏線になったりしそう。

ヴィレッタ先生への誕生日プレゼントへシャーリーに付き合って出かけたルルーシュ。第一期のシャーリーの想いを知っているだけに、このデートじみたお出かけは、彼女が望んでいたささやかな日常なんですよね。疑いなくルルーシュとの買い物を楽しむシャーリーに与えられた偽りの平和は、けれど最後まで彼女を騙してくれているのなら、彼女にとっては真実になるし、そうなってほしいなあ。でも、何となく、彼女は報われない気がして戦々恐々。ルルーシュが覚える罪悪感も、なんかフラグっぽいよう。

黒の騎士団残党の処刑宣告に、動くに動けない身を知略でカバーし、ついにロロの正体にたどり着いたルルーシュ。ここで発動するロロのギアスを、時間停止と目星を付けるけど、やっぱり、時間停止って強力すぎでしょ? なんか制限在るんだろうけどそれは次回のお楽しみ?

そして、最後の最後、黒の騎士団に対して反旗を翻す黎星刻。カレンに対する穏やか所作とは一転した敵意に満ちた行動。カレント手合わせしたいとか言っていたけど、そういう狙い? 相変わらず、1話ごとに状況がめまぐるしく動いていて、なんとも忙しい作品です。翌日の処刑までに、この状況をどうやって覆すのか、次週も楽しみです。