H+P(2) ―ひめぱら―

stars もっといろんなところを……触って欲しいですわ……。いっぱい気持ちよくしてくださいまし……。

なかなか「お世継ぎ」づくりに真剣になってくれない恭太郎に業を煮やした第三王女エリスは、ピコルの口車に乗って恭太郎を南のリゾート地・キュアナへと連れ立つ。そこには、その気にならない王仕さまを、その気にさせるとあるアイテムがあるんだとか? 一方、英雄ガイルーンにあこがれるユフィナは、キュアナの地を彼が訪れているという情報に胸を躍らせていて……。

[tegaki]人前でページをめくるな超危険!![/tegaki]

えー、ナニコレ。カラー口絵の1枚目からエロス全開で突っ走ってくれやがってます。うっかり書店とかでもここを開いてしまったら、慌てて閉じてしまうこと請け合いな過激さでありますよ。

そんな感じで、ライトなえっちさの限界を極めるべく突き進むハーレムラブコメな第2巻。今回は、第二王女・レイシアと、第三王女・エリスの、恭太郎攻略戦でございます。

身持ちが堅く、思春期の青少年にしては強靱な精神力を修行によって兼ね備えている恭太郎とて、トレクワーズの五美姫とまで称されるお年頃な女の子のあの手この手の積極アピールにはたじたじ。なんか、もう2巻にして理性の箍が緩みまくりで……いや、1巻ですでにケダモノと化したりしてますが、あるいは、このお話はどうやって恭太郎が理性を保つことで寸止めさせるか、そんなところを見所にしても良いのかもしれませんね。

いや、本音としてはいっちゃえよ、やっちゃえよ、なんですががが(笑)

物語本筋としては、やはり第1王女であり、メインヒロインぽいユフィナと、恭太郎の間に芽生えている、恋ごころ未満の感情がどう育っていくか、というところなんでしょうけれど、5姉妹のうちまだ見せ場のないアルトやメルルが次巻あたり攻勢に転じそうですね。分かりやすいアイテムもアルトの手に入りましたし、奥手っぽい彼女が、うっかりとどんな暴走を見せてくれるのか、期待したいですね。主に性的な意味で。

まぁ、敵方も存在するには存在してますが、この割とあっさり撤退模様を見ていると、トレクワーズ王国の危機なんてのは、意外に簡単に解決してくれそうな気がします。むしろ、カルタギア帝国王・カリギュラも恭太郎争奪戦に参加して、ハーレム具合がさらに加速するだけなんじゃないのかなあ。

hReview by ゆーいち , 2008/12/30