電撃文庫– category –
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絶世少女ディフェンソル〈4〉
読了。 無事に完結ということでお疲れさまでした。最後に明かされる世界の真実と主人公に迫られる選択、オーソドックスながらも影の薄かった主人公の見せ場が満載ですね。最終決戦でどのキャラも傷付き倒れていって、最後に遺された二人が世界を救う。王道... -
ボクのセカイをまもるヒトex
読了。 本編はかなりシリアスでギリギリな進行をしてるけど、日常サイドを描いた小休止的な短編集が出てきましたね。谷川流の日常描写は好みなので、安心して読めます。不穏な空気も主人公のあずかり知らぬところで展開していて、それが目前に迫るのは今後... -
付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います
読了。 世にも奇妙な物語やアウターゾーンを彷彿とさせるストーリーの4編の短編集。短いながらも起承転結がしっかりしている良作です。 どのストーリーも、『アンティーク』と呼ばれる奇妙な超常の力を持った道具と、それに関わった人間の顛末を描いていて... -
シゴフミ
読了。 死者の想いを届ける、シゴフミの配達を行っている、文伽と相棒のマヤマ。二人と残されたもの、逝くものの交流を描いた短編連作。 前作の『夏月の海に囁く呪文』でも感じたけれど、優しい世界を描く人ですね。そして、大切な人を失ったものの、前へ... -
二四〇九階の彼女
読了。 いろいろな世界を旅をするという点で『キノの旅』に似てるけれど、主人公の目的がはっきりとしていて、終着点が遠く見えなくても決まっているというのが異なるのかな。や、『キノの旅』未読なんですが(^^; 閉じられた神さまの箱庭。神の代理人のア... -
ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭
読了。 虚実入り交じった世界で物語が進行していくので、ともすると今描かれている世界がどちらなのか分かりづらくなるという不満はありましたが、謎解きに謎解きを重ねて、真実が明かされるまでの過程はなかなか楽しめました。もともと、御影の名前は、水... -
タザリア王国物語 影の皇子
読了。 皇女・リネアの常軌を逸したツン具合が話題の本作。それはそれとして、非常に骨太の戦記ファンタジーですね。和洋の違いはあるけど、設定の重厚さとかシリアスさとか、十二国紀を彷彿とさせられます。 ひょんなことから、皇子の影武者として育てら... -
狼と香辛料〈3〉
読了。 今回も面白かったですね。 ロレンスとホロの旅の終着点が見えてきました。旅の終わりをイヤでも意識させられつつ、商売人としての本能と自身の純粋な望みの間で揺れるロレンス。ちょっとした言葉の行き違いで、これまでにない深刻な仲違いがライバ... -
世界は悪魔で満ちている?〈2〉
読了。 前巻に引き続き登場人物はバカばっかり。勘違いと独善と自己中で暴走しまくるキャラのテンションに付いていけるかどうかが分かれ目。作者が地の文を語ってるようなメタメタな文はもう慣れました。芸風ということなんでしょう。 天使のおせっかいが... -
彼女は帰星子女〈4〉
読了。 本巻で完結。3巻からやたら駆け足になったのは、情報局の草葉局次長の陰謀(?)絡みの展開を突っ込んだせいではないかと。ぶっちゃけ、望と絹の物語を中心に据えているのだから、彼らの思惑とかもしっかり描こうと思ったらもうちょっと長丁場になるの...