ファミ通文庫– category –
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狂乱家族日記 七さつめ
読了。 ついに訪れた「来るべき災厄」。強欲王と呼ばれる超越存在はさておき、今回は前編。強欲王に付いてきたOASISさんという宇宙人さんのお話。裏テーマ的に月香さんのエトセトラも。 千年という時間を超えて、ようやくいろいろな伏線が収束し始め... -
疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女
読了。 さくさく進むテンポの良さは相変わらず。そして、表紙を飾った志甫のアホさも相変わらず。だから、2ch語はやめなさい(笑) 逆にテンポはよいのですが、章の区切りがやたらと多くて、さらに場面転換の多さと相まって、やや急展開気味なのが気になりま... -
108年目の初恋。
読了。 付喪神となった旧い校舎と少年の初恋の物語。と書くとなんか色物っぽいけれど、かなりしっかりと、こっ恥ずかしい青い恋物語でした。 ヒロインが旧校舎で、人間ですらないのに、さすがに100年も人間見続けてくれば、人間以上に人間味あふれていて、... -
声で魅せてよベイビー
読了。 [tegaki]「俺と沙奈歌は」 [/tegaki] [tegaki]「本番アリ」 [/tegaki] [tegaki]「バカかーッ!」 [/tegaki] 自称ハッカーな主人公・広野と自称腐女子なヒロイン・沙奈歌の、夢に真っ直ぐで、恋に不器用な物語。作者氏が技術屋、UNIX屋なので、コンピ... -
学校の階段〈4〉
読了。 いい感じで刊行も進み、実写化されるまでに至った『学校の階段』シリーズ。ラノベの中でもかなりの出世作では。……売れ行きはともかくとして。 さて、前巻のラストで、不穏なことをのたまった三枝先輩メインのお話。プロローグから缶バッチをたたき... -
ガーゴイルおるたなてぃぶ2
読了。 吉永さん家じゃない『ガーゴイル』は、バトル分多めでやや好みから外れてしまうなぁ。前半の日常のドタバタは雰囲気良くて好きなのですが、燃え展開を目指してるようなバトル面は殺伐としててなんとも違和感が。 ひかるとガー助の共存関係が物語の... -
“文学少女”と繋がれた愚者
読了。 芥川くんがここまで重要な位置を占めるに至るとは。単なるクラスメイトAではあなったのですね。 ということで、文学少女シリーズ第3弾。 遠子先輩の卒業が否応なく迫る中、文化祭の演劇を通して、そして、芥川くんの抱える悩みと痛みを通して、成長... -
”文学少女”と飢え渇く幽霊
読了。 終盤の展開が素晴らしすぎる。序盤からの冗長な展開自体はだらだらと進んで、遠子先輩ラヴ~な雰囲気を堪能していたいのに、この「物語」の主人公たちの壮絶な感情の吐露は、痛々しいほどにこちらにまで響いてきます。傍観者・読者たる心葉や遠子先... -
“文学少女”と死にたがりの道化
読了。 2006年を代表したであろうシリーズ。遅ればせながら手を出しました。 ……うん、太宰が読みたくなる。一通り読み終えた後に本作を再読すると、また一層深みを増した世界が広がっていることでしょう。 物語を文字通り「食べる」変な先輩な遠子さんがラ... -
狂乱家族日記 番外そのいち
読了。 本編の時間軸からちょっとはずれた番外編の短編が四編。狂乱家族主体ではない「月曜日に猫を拾う」が出色。他の短編は、まぁ、凶華様がはっちゃけるいつもの展開なので、たまにはこういったちょっと不思議で心温まるストーリーは、日日日作品ではな...