読書感想– category –
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銀盤カレイドスコープ〈vol.5〉ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules
読了。 相も変わらず、ラノベ界唯一にして無二(多分)のスポ根フィギュア小説の最新刊。今回も存分にその卓越したフィギュアシーンを楽しませていただきました。 ジュニアスケート界とシニアスケート界の断絶に近い溝。スポーツとしてのフィギュアスケート... -
灼眼のシャナ〈10〉
読了。 前代の”炎髪灼眼”の物語。これまでのシャナの物語より面白いというのはどうなんだろう(笑) これまで疑問に思ってきた部分の多くが明かされたり、そういった意味ではすっきりした内容。マティルダの壮麗な姿も、鮮烈な生き様も、この一冊に凝縮され... -
撲殺天使ドクロちゃん〈6〉
読了。 あぁ、バカだなぁ。マンネリを芸風に昇華しようと、おかゆ氏が文字通り四苦八苦してるのが手に取るように分かります(笑) しかし、さすがにこの展開を六回も繰り返してくると、ほとんどの読者は惰性でついてきてるという気がなきにしも(^^; あ、と... -
わたしたちの田村くん〈2〉
読了。 うわぁ、うわぁ~~~~~~!! 何、この素晴らしい恋愛小説は。所々に散りばめられるギャグを隠れ蓑にしつつ、本気で真面目な恋愛ものに仕上がってるよう。素晴らしい。 田村くんを中心とした、松澤・相馬の三角関係は、これからようやく始まるとい... -
円環少女
読了。 ページ数以上に長く感じてしまった(^^; なんか言い回しが独特でシーンを思い浮かべるのに苦労するのですよ。 体系づけられた魔法の数々と、特長を活かした戦闘の描写は小難しくもありつつも、なかなかの迫力。 もっとも、お話の筋的に救いのあまり... -
半分の月がのぼる空〈5〉
読了。 事実上の最終巻。残りのエピソードは、おそらくは終わりを描くため? 裕一と里香の、当たり前な日常は、薄氷を踏むような危ういバランスの上に成り立つものであり、これまで裕一はそれに気付いてるつもりで気付いていなかったのでしょう。夏目の手... -
涼宮ハルヒの陰謀
読了。 朝比奈さん朝比奈さん朝比奈さん!! 長門長門長門!! くは~、なんかこの二人の見えざる対決に転げ回る思いですよ。というか、やはり長門。ツンデレ! というか、ツンツンツン!! 微妙に朝比奈さんに対抗意識を燃やしたり、ほんの少しの期待感を微妙... -
バイトでウィザード 響けよわが祈り、と少女は笑った
読了。 少しだけ救いはあるけれど、ラストの家長の行動がこの先々の展開に不安を抱かせる終わり方。とりあえず、京介自身としては礼子がひとまずは戻ってきたということで、少しは前向きに変われる可能性も出てきましたね。そろそろ限界に近づきつつある無... -
ちーちゃんは悠久の向こう
読了。 オチにゾクゾクさせられてしまった。というか序盤の描写などに目を見張る部分というのは、上手という意外にはなかったのですが、中盤からの日常の崩壊っぷりの描き方は見事。日日日はこういう作風が似合ってるように思えるなぁ。他ジャンルの文章も... -
電波的な彼女 ~幸福ゲーム~
読了。 今巻も素晴らしい。幸福潰しの理由付けとしては、種明かしが行われるずいぶん前から予想がつくのですが、そこまでの展開が良いですね。主人公のジュウは不良になりきれない中途半端さを引きずったまま、自身の信念に従いまたしても面倒ごとに首を突...