ファミ通文庫,ライトノベル,読書感想

“文学少女”見習いの、初戀。

わたしはハッピーエンドを信じてる。運命がどんなに苦難を用意しても、あきらめずに乗り越えて、二人はいつまでも幸せに暮らしました――そんな風に終わる物語もあるって。

学園に新入生として入学した日阪菜乃は、文芸部部長・井上心葉と ...

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ねぇ、心葉くん。心葉くんも先輩に、『愛しき言』を、尽くしてねっ。わたしを、心葉くんのお話で、おなかいっぱいにしてちょうだい。

ファミ通文庫公式サイト FBOnline に掲載された「“文学少女”の今日のおやつ」などに加え、 ...

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ねぇ、泣かないで、胸を張って、笑って、見つめて、考えて、立ち上がって、一人で歩いて。

「琴吹さんのこと、壊しちゃうかもしれませんよ」 流人の言葉に恐れを抱きつつも、自らを救ってくれたななせを守ろうと誓う心葉。しかし、心葉の ...

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忘れないでください。自分が遠子姉の作家だってこと

二月に入り、遠子先輩の卒業は刻一刻と近づいてきている。心葉はななせと付き合い始め、けれど、ふとしたときに心葉の脳裏には遠子先輩の顔が浮かび、そのたびに胸を刺すような痛みを覚 ...

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遠子先輩と過ごした夏の日 それは特別で忘れられない思い出のひとかけら

遠子先輩からの助けを求める電報(しかもなぜか押し花電報)を受け取った心葉は、彼女が囚われているという姫倉の別荘を訪れる。心葉を出迎える遠子先輩と、彼女を ...

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美羽と心葉の物語は結末へ向けて動き出す

少しずつ距離を縮めていく心葉とななせ。そんな中、突然のななせの入院。見舞いに行こうとする心葉を頑なに拒む彼女。偶然か必然か、心葉はそこで出会う。全ての始まりとなった事件の当事者で、片 ...

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読了。

『オペラ座の怪人』が今回はモチーフの“文学少女”シリーズ第4作。いよいよ佳境にさしかかるか? と思いきや少しだけ歩みを緩めて、心葉と琴吹ななせの距離の近づきを描いています。これまでさんざんあからさまに描かれてきた、 ...

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読了。

芥川くんがここまで重要な位置を占めるに至るとは。単なるクラスメイトAではあなったのですね。

ということで、文学少女シリーズ第3弾。

遠子先輩の卒業が否応なく迫る中、文化祭の演劇を通して、そし ...

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読了。

終盤の展開が素晴らしすぎる。序盤からの冗長な展開自体はだらだらと進んで、遠子先輩ラヴ~な雰囲気を堪能していたいのに、この「物語」の主人公たちの壮絶な感情の吐露は、痛々しいほどにこちらにまで響いてきます。傍観者・読者 ...

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読了。

2006年を代表したであろうシリーズ。遅ればせながら手を出しました。

……うん、太宰が読みたくなる。一通り読み終えた後に本作を再読すると、また一層深みを増した世界が広がっていることでしょう。