灼眼のシャナ〈22〉
天下無敵の幸運を、『炎髪灼眼の討ち手』――シャナ
“徒”の理想郷『無何有鏡(ザナドゥ)』創造を巡り、“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二と、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナが、刃を交えていた。
その渦中、琥珀色の ...
C3‐シーキューブ‐〈11〉
さらばだ、ただの後輩よ。先輩として、お前が幸せな学園生活を送れるよう祈っておるぞ。
桜咲く四月。大秋高校にも新入生が入学してくる。フィアも晴れて進級して先輩になり、すっかり浮かれ気分に。
不良巫女・千早& ...
断章のグリム〈13〉 しあわせな王子・下
……じゃあ、逃げられないよ。俺が彼女のためにやったことを――その思いを――一時の気の迷いになんかに、できない。できるわけない。
きっと、浅井は自殺したんだとおもう。
私は呪い殺されるなんてやだ。
ぜったい耐 ...
葉桜が来た夏〈5〉 オラトリオ
俺とおまえ、二人ならやれることは倍になる。人間とアポストリの共存も、おまえが評議員になる夢も、俺達二人の日常も。全部全部手に入れられる。だから――。俺を手伝え、葉桜。俺は俺の義務を果たす。だからおまえはおまえの仕事をしろ。
なれる!SE 2 基礎から学ぶ? 運用構築
戦争? 上等ですよ。追い詰められた運用が何をするか見せてやります。工兵さん、一緒に戦ってください。この会社から構築の人間を根絶やしにしてやりましょう!
システム開発会社に入社し怒涛の4月を乗り切った桜坂工兵。彼が出会った同 ...
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉
結局私は、ある人を見習って、自分の欲求に素直になろうと決めたの。思い切り、欲張りになろうと決めた。……きっとあの女ならこんなとき、どちらかを諦めたりはしないでしょうから。
「お、おまたせっ」顔を上げると、照れくさそうな微笑 ...
官能小説を書く女の子はキライですか?〈2〉
あの、せんぱいにおねがいがあるんですっ。あのですね、わたしにも、お二人が体験取材をしているところを見せてほしいんですっ。
唐突に現われた天真爛漫中学生・ひみこに、月と真一は官能小説と男装の『ひめごと』を知られてしまう。しか ...
藍坂素敵な症候群〈3〉
俺は、お前がいつも通りなのがいいんだ。お前がいつも通りに笑ってて、いつも通りに喧しくて、いつも通りに頑張ってるのがいいんだよ。んで俺はそいつといっしょにいたいだけで、それを近くで見ていたいだけで、そのためなら何だってするってだけで―― ...
藍坂素敵な症候群〈2〉
でも、俺は別に嫌じゃない。俺は一般人で、お前らは変だけど、俺は別にお前らが怖かったりお前らに苛々したりお前らのせいで苦しんだりしない。
浩介の目の前でいきなりスカートの裾をぎりぎりまで捲り上げる、ちょっと不思議な女の子・涅 ...
煉獄姫
はい、アルテミシア様。仰せのままに。ならば僕は生涯を、あなたの横で過ごしましょう。
現世のひとつ下の階層に位置する異世界【煉獄(れんごく)】。そこに満ちる大気は有害であり、一方で人の意志に干渉して森羅万象へと変化する性質を ...