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ウィザーズ・ブレイン〈8〉落日の都〈中〉
だが、これだけは覚えておいて欲しい。この先、君がどうしようもない困難に直面したとき、自分一人の手では人々を守ることが出来ないと感じたとき――そのときは、遠慮無く自分が守るべき人々を頼れ。彼らに犠牲を強いろ。それが、人々を救い、君自身をも救... -
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魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編〈下〉
お前たちは、触れてはならないものに手を出した。お前たちは俺の逆鱗に触れた。ただそれだけが、お前たちの消え去る理由だ。 九校戦中盤の目玉、『新人戦』。 一年生のみで繰り広げられるこの競技は、第一高校の主席生徒・司波深雪の可憐かつ優雅な勝利を... -
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魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編〈上〉
全国魔法科高校親善魔法競技大会。そこは毎年、全国から選りすぐりの魔法科高校生たちが集い、その若きプライドを賭けて栄光と挫折の物語を繰り広げる。今年も、もうすぐ、その幕が上がる。 『九校戦』。そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾... -
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魔法科高校の劣等生〈2〉入学編(下)
誰もが等しく優遇される世界、平等な世界。そんなものはあり得ません。才能も適性も無視して平等な世界があるとすれば、それは誰もが等しく冷遇された世界。そんな平等を与えることなんて、誰にもできない。そんなものは、騙し、利用する為の甘美な嘘の中... -
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魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上)
徹底した才能主義。残酷なまでの実力主義。それが、魔法の世界。同じ新入生であっても、平等ではない。例え、血を分けた兄妹であっても。 魔法。 それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀が経とうとしていた。 そして、春。今年も... -
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C3‐シーキューブ‐〈13〉
お前は、誰の目からも隔絶された暗闇に閉じ込められておるわけではない。全てを諦めて虚無に浸るべき、廃棄された呪わしい不要品などではない――お前はまだ、必要とされておるのだ。だから、出てこい。そのためにこの手が役立つなら、いくらでも伸ばしてや... -
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C3‐シーキューブ‐〈12〉
つまり。私は――そうだ。私は、お前を喪いたくない、と思ったのだ。思っているのだ。それだけは、この感情だけは、確かだ。何がどうあっても、私がどんな存在であったとしても、それだけは……! 奈良公園といえばシカ。シカといえばシカせんべい! というわけ... -
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断章のグリム〈16〉 白雪姫・上
――ねぇ、蒼依ちゃん、思い出した? わたしの、ヘンシツ。 「『普通』なんて、いつか壊れて、ここに戻って来るよ。蒼衣ちゃんは私の『王国』の国民なんだから――」 握り拳を震わせて言いつのる葉耶。蒼衣を苦しめる、かつて蒼衣が破滅させた少女の幻影。だが... -
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断章のグリム〈15〉 ラプンツェル・下
ごめんね。それから、今までありがとう。 「いま敵じゃないひとは、いつか敵になるひと。まだ気づいてないだけだよ……」 葬儀屋の蘇りによる影響はまだまだ続く。蒼衣に復讐を誓う少年は、自分も死ぬ覚悟で蒼衣を苦痛の海へと沈めていく。遠くなりかけた視... -
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断章のグリム〈14〉 ラプンツェル・上
皮肉が利いていると思わない? 私はここが好きなのよ。この人間の、どうしようもなく愚かで、夢見がちで、そのせいでどうしようもなく皮肉なところがね。 “――彼女の髪に、触ってみたい……” 少女が歩道橋を登り、階段の一番上に、ぺた、と差し掛かった時。突...