Tag Archives: 水瀬葉月
お前は、誰の目からも隔絶された暗闇に閉じ込められておるわけではない。全てを諦めて虚無に浸るべき、廃棄された呪わしい不要品などではない――お前はまだ、必要とされておるのだ。だから、出てこい。そのためにこの手が役立つなら、い… [Read more]
つまり。私は――そうだ。私は、お前を喪いたくない、と思ったのだ。思っているのだ。それだけは、この感情だけは、確かだ。何がどうあっても、私がどんな存在であったとしても、それだけは……! 奈良公園といえばシカ。シカといえばシ… [Read more]
さらばだ、ただの後輩よ。先輩として、お前が幸せな学園生活を送れるよう祈っておるぞ。 桜咲く四月。大秋高校にも新入生が入学してくる。フィアも晴れて進級して先輩になり、すっかり浮かれ気分に。 不良巫女・千早&伍鈴た… [Read more]
俺は、お前がいつも通りなのがいいんだ。お前がいつも通りに笑ってて、いつも通りに喧しくて、いつも通りに頑張ってるのがいいんだよ。んで俺はそいつといっしょにいたいだけで、それを近くで見ていたいだけで、そのためなら何だってする… [Read more]
でも、俺は別に嫌じゃない。俺は一般人で、お前らは変だけど、俺は別にお前らが怖かったりお前らに苛々したりお前らのせいで苦しんだりしない。 浩介の目の前でいきなりスカートの裾をぎりぎりまで捲り上げる、ちょっと不思議な女の子・… [Read more]
言ってやろう……貴様のやり方は間違っておる。それだけはわかる。貴様は卑怯で卑劣だ。恋というのはきっと、想いを、ただ純粋で尊い想いを真摯にぶつけて、敗北の傷も覚悟して、それでも真正面からぶつかっていく――自分の全存在を賭け… [Read more]
だからさ、これを私が守れるのなら、私にしか守れないのなら、それもいいかなって思うの。それだけよ……ありふれてて、安っぽい自己満足なのかもしれないけど。 私立千歳井高校。那霧浩介が転校初日に連れていかれたのは医術部というち… [Read more]
気付いたばかりだったのだ。知っているつもりでも、まだまだ知らないことばかりだったのだと。家族のこと、昔のこと、家のこと――もっといろんなことを聞きたい。もっといろんなことを話してほしい。無機質な文字ではなく、いつもの声で… [Read more]
……なあ、春亮よ。一つだけ、不安というか……気になることが、あるのだが。人間ではない、私のところにも……本当に、サンタは、来るのかな……? 「クリスマス」と「サンタさん」の存在を初めて知ったフィア。もちろんこんなおもしろ… [Read more]
いるかどうかもわからない神にすら期待したいほどの願いが、私にはある。何をさておいても欲しいものが、私にはある。だから使ったのだ。ウシチチと同じように、私が見続けていた人間達の行為を考えるなら、存在を信じるのはひどく困難だ… [Read more]




