電撃文庫– category –
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空ろの箱と零のマリア〈4〉
近寄るな。私は、星野一輝の顔をしたお前が――怖い。 「ああ…分かったよ。僕が――僕が、『王』になってやる」 クローズド・サークル『王降ろしの国』。中世風の職業に就き、一度の面談を介し行われるそのゲームの勝利条件は、他プレイヤーを殺して生き残るこ... -
なれる!SE―2週間でわかる?SE入門
気持ちいいでしょ? あんたの作ったネットワークよ。 平凡な社会人一年生、桜坂工兵は厳しい就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職した。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えないスーパーワーカホリック娘で!? 多忙かつ... -
世界平和は一家団欒のあとに〈10〉リトルワールド
よう、そんなの寂しすぎるじゃねえか。いくら他人様より少々強かろうが、何も残らないんじゃ虚しすぎるじゃねえか。本当に欲しいものなんて、大切なものなんて、ほんのささやかなものなんだ。大切なもの一つだけ。それを残してくれるなら、今まで通り、多... -
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長
パクり疑惑の渦中にあった『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』、発行元であるアスキー・メディアワークスも謝罪を出し、回収・絶版と相成ったことで、その疑惑は事実として確定され、収束に向かうのでしょうか? 私はといえば発売日には購入せず、悪い意味... -
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉
あいつは俺にとって、いつまで経っても、きっと何十年経ったって――腕の中で泣いている、小さな生き物のままなのだ。いつか、今度こそ、俺と離れるそのときまで、我儘を聞いてやって、しっかり護ってやらなきゃならない。 ヤバイ。桐乃ヤバイ。俺の妹マジヤ... -
さくら荘のペットな彼女〈2〉
俺、思うんだよ。そりゃ、どんなこともひとりでぱっぱと片付けられたら、かっこいいし、そういうのが大人になるひとつの方法なのかもしれないけどさ、得意とか苦手とかあるし、ヒマだったり、忙しかったりは人それぞれ違うんだから、そういうのを認めて、... -
世界平和は一家団欒のあとに〈9〉宇宙蛍
悪いね。あの娘のわがままを聞いてやれるなら、世界なんて安いものなんだ、実際。 ある日、軋人と柚島は七美から一人の少女を預かるよう頼まれる。 ナナというその少女を、七美は銀河連邦とともに行った惑星探査の際に拾ったという。柚島の家で世話をする... -
空ろの箱と零のマリア〈3〉
私は無力かもしれない。今の私は、ただの音無麻理亜でしかないのかもしれない。でも――。――それでも、命を投げ出してでも、お前を護りたい。 「お前、“O”と関わっているだろ?」 クラスメイト・大嶺醍哉が、星野一輝に向かって発したその言葉は、新たな“箱”... -
九罰の悪魔召喚術〈2〉
さあ、壊そうクバツ! わからず屋どもに、誰が最強か教えてあげるわよ! アイムと共に街の悪魔召喚事件を解決した九罰。 しかし、彼の平穏はあらゆる面で未だ訪れない。再び天草国教庁からエクソシストが九罰のもとへ派遣されたのだ。そのエクソシストは、柴... -
まじ×どら
忘れたら、また最初からやり直せばいいじゃないか。君が僕のことを忘れても、僕はもう、君のことを忘れない。何度忘れても、その度にまた君と仲良くなって、いくらでも一緒にいてやるよ。何度でもだ。いいか、何度でも、だ! 「別にあなたのために記憶なく...