竹岡 美穂– tag –
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富士見ファンタジア文庫
全ての歌を夢見る子供たち―黄昏色の詠使い〈5〉
Episode.1 完結! 美しい詠の響きはどこまでもどこまでも クルーエルが倒れてから1週間。心の中に詠ばれた真精という、異例の事態に打つ手はなく、彼女の容態は悪化する一方。可能な手を少しでも施そうと、ティンカはクルーエルをアカデミーからケルベルク... -
ファミ通文庫
“文学少女”と月花を孕く水妖
遠子先輩と過ごした夏の日 それは特別で忘れられない思い出のひとかけら 遠子先輩からの助けを求める電報(しかもなぜか押し花電報)を受け取った心葉は、彼女が囚われているという姫倉の別荘を訪れる。心葉を出迎える遠子先輩と、彼女を拉致監禁した諸悪の... -
富士見ファンタジア文庫
踊る世界、イヴの調律 ─ 黄昏色の詠使い〈4〉
世界の秘密が明かされる第4巻 灰色名詠の学院襲撃から体調を崩したクルーエル。ネイトは彼女の力に、支えになりたいと願うものの、クルーエルはネイトに弱さを見せない。そんな無理が祟り、再び倒れ意識を失うクルーエル。彼女の中で起きている事態は、ネ... -
ファミ通文庫
“文学少女”と慟哭の巡礼者
美羽と心葉の物語は結末へ向けて動き出す 少しずつ距離を縮めていく心葉とななせ。そんな中、突然のななせの入院。見舞いに行こうとする心葉を頑なに拒む彼女。偶然か必然か、心葉はそこで出会う。全ての始まりとなった事件の当事者で、片時も忘れることの... -
富士見ファンタジア文庫
アマデウスの詩、謳え敗者の王 ─ 黄昏色の詠使い〈3〉
トレミアアカデミーに迫る謎の灰色名詠使い 異端の集うその場所の中心に立つのはネイト? それとも…… 各地の研究所が謎の灰色名詠使いに襲撃される事件が続発。動き出す超越者たちの組織〈イ短調〉 3年前にイブマリーの元を訪れた老人の語る言葉。果たされ... -
富士見ファンタジア文庫
奏でる少女の道行きは ─ 黄昏色の詠使い〈2〉
名詠と祓名の協奏 そして思い出せ己が名を 主人公のネイトや、彼を見守る立場にいるクルーエルが物語の前面からやや退いて、今回メインを張るのはエイダ=ユン。希代の祓名民としての周囲の評価と、祓名民としての役割の不条理さ、報われなさと、父への反目... -
ファミ通文庫
“文学少女”と穢名の天使
読了。 『オペラ座の怪人』が今回はモチーフの“文学少女”シリーズ第4作。いよいよ佳境にさしかかるか? と思いきや少しだけ歩みを緩めて、心葉と琴吹ななせの距離の近づきを描いています。これまでさんざんあからさまに描かれてきた、ななせの好意の意味と... -
富士見ファンタジア文庫
イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い
読了。 いや、素晴らしい。新人作家のデビュー作にしてこの完成度。完成度が高いだけに、今後、このシリーズの続編を続けようとすると苦労しそうだけれど。終盤の展開が非常に好みで涙腺がやばかったです。ああ、もう、分かっててもああいう展開は琴線揺さ... -
ファミ通文庫
“文学少女”と繋がれた愚者
読了。 芥川くんがここまで重要な位置を占めるに至るとは。単なるクラスメイトAではあなったのですね。 ということで、文学少女シリーズ第3弾。 遠子先輩の卒業が否応なく迫る中、文化祭の演劇を通して、そして、芥川くんの抱える悩みと痛みを通して、成長... -
ファミ通文庫
”文学少女”と飢え渇く幽霊
読了。 終盤の展開が素晴らしすぎる。序盤からの冗長な展開自体はだらだらと進んで、遠子先輩ラヴ~な雰囲気を堪能していたいのに、この「物語」の主人公たちの壮絶な感情の吐露は、痛々しいほどにこちらにまで響いてきます。傍観者・読者たる心葉や遠子先...